17日、元選手で現球団職員の熊田智行氏と度会博文氏が東京都新宿区にある区立四谷小学校を訪問。毎年この時期に行われる「スポーツテスト」に向けて、児童たちへ正しいボールの投げ方を指導しました。

この日は3年生と4年生を対象に、二度の授業を実施。途中で強い雨が降ってきたため場所を体育館へ移しての授業となりました。最初に熊田氏と度会氏がキャッチボールを披露すると、「すごい！」「何キロくらい出てるんだろう！？」など子供たちは大興奮。お手本を終えると拍手喝采でした。

ボールを遠くへ投げるコツとして、下を向かないこと、助走をつけることを紹介。続いて正しいボールの握り方については縫い目のどの部分を握るのか、なぜ握り方が大事なのか分かりやすく説明していきます。

投げる動作は説明よりも実際に身体を動かします。ひねりの動作や体重移動、腕の振りなどを中心に、みんなで動きを合わせて覚えました。

いよいよキャッチボールで実践です。普段ボールを投げる機会があまりない子たちは、投げる腕と同じ方の足を踏み出してしまったりと、悪戦苦闘。それでも熊田氏と度会氏の丁寧な指導により、どんどん上達していきます。

最後に児童たちへ「今日（ボールの投げ方が）何となくでも分かった人！」と問いかけると、ほとんどの児童が元気よく手を挙げてくれました。そして、「何となくは大事。1回じゃ頭に入らないし分かんないと思うけど、繰り返しやることが大事だからね」（度会氏）、「今日やったことを練習してね、練習しないと絶対上手くならないから。みんな言った事はすぐできるようになったし、素質はあると思うから頑張って」とエールを送りました。

また、授業後は4年生の教室で一緒に給食を食べるなどしてふれ合いました。