階段を一つ上れた―――今シーズン一軍に定着し登板を続けていますが、ここまでを振り返っていかがですか? 寺島 自分の立場的にビハインドとか、そういうところで投げることが多いので、とにかくゼロで切って、チームに良い流れを持っていくということを意識してやっています。―――ビハインドの場面が多いということですが、7月7日の中日戦では厳しい場面で登板し、プロ初勝利を飾りました寺島 9回裏、同点(1対1)の場面で、打たれたらサヨナラ負けなんですけど、逆にそこは考えずに。開き直ってじゃないですけど、自分が出来ることをやろうと思いました。結果的にチームが逆転して勝つことが出来て良かったです。―――プロ4年目で初勝利を掴みました。勝利することの難しさを感じていたと思います寺島 中継ぎで初勝利だったんですけど、先発でも、中継ぎでも1勝するのは難しいと思います。4年かかったんですけど、とりあえず、通過点として1勝出来たことは、階段を一つ上れたかなと思います。―――これまでに同期入団や後輩の投手が勝利するシーンも見ていたと思います寺島 あまりそこは気にならないというか「勝ったなぁ」と思うぐらい。他の選手が良かったから、自分がどうこうとかじゃなくて、自分の出来ることをやろうと思っていました。もちろん、他の選手が活躍している姿は見ていました。Naruki Terashima 7月7日の中日戦、プロ4年目にして初勝利を掴んだ寺島投手。初勝利を掴むまでの道のり、プロ入り後の心境の変化、そして今後に向けた意気込みなどを聞きました。(7月26日 取材はオンラインで実施)寺島 成輝目の前の1イニング、1アウトをSpecial Feature InterviewSpecial Feature Interview02Swallows Times
元のページ ../index.html#3