Swallows Times Vol.42 Trial
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02Swallows Times1つ勝つのは本当に大変だなと思う̶今シーズンは右肘手術の影響もあり、初登板は5月13日となりました。この後調子を上げて勝ち星を重ね、交流戦勝率1位に大きく貢献されたと思います。ここまでを振り返ってご自身でいかがでしょうか? 小川 手術後の復帰登板では3回で5失点してしまいましたけど、そこから一ヵ月かけて状態を戻していくことを考えていました。石川さんにも「一ヵ月で(調子を)戻していけ」と言われていました。毎試合投げるイニングを増やしていって、今のところはそこまで調子の上下がなく来られていると思います。̶3戦目で初白星でしたが、その時「バックの皆さんに助けられて」という感謝のコメントを残していました。この時のお気持ちを改めて教えていただけますか? 小川 初めての手術を経験して、どうなるのかなという想いは強かったんですけど、前向きにトレーニングに励んできて、ファームでもそんなに調子が上がらずに一軍に上がって5失点してという流れだったので。苦しかったんですけど、自分とバックを信じて投げた結果、(野手陣に)守ってもらって勝てたと思います。1つ勝つのは本当に大変だなと思うので、周りあっての自分だなという気持ちでした。̶ファームから一軍に上がったときは、100%ではない状態でしたか? 小川 そうですね。一ヵ月かけていい感じになったと思うので、上がったときは100%ではなかったです。ただ、ある程度見通しは立っていたので、田畑コーチと相談して上がりました。Special Feature Interview小川泰弘投手Special Feature Interview昨季、右肘手術を行った影響もあり、シーズン初登板が5月13日となった小川投手。復帰明けということもあり、初白星は5月27日となりましたが、6月には月間MVPを獲得するほどの活躍を見せました。リハビリから復活に至るまでの道のり。そして、昨季と今季のチーム状態の変化など、様々なお話を伺いました。(8月15日神宮クラブハウスにて)「自分がやるんだ」という気持ちでしっかり一本立ちしたいYasuhiro Ogawa
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