Swallows Times Vol.41 Trial
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ましたね。「残像が残らない かな?」とか。まぁ、でも思ったより、そんなには気にならなかったですね。̶数字が全てではないと思いますが、死球を受けたあとに打率が低下しています。その後、5月25日から6月5日まではファームで9試合プレーしていますが、このときはどのような心境でいましたか?川端 たぶん、頭部の死球の影響で打率が落ちていたわけではないと思っています。身体の部分だと思いますね。ただ、ファームに落ちた頃から身体の調子が良くなってきていて、練習もこなせるようになっていました。それだったらファームに行って、しっかり試合に出て、練習もしたほうがいいんじゃないかということで行きましたね。ファームでもしっかり練習できたと思いますし、練習が終わってからも特打をしたり、そういうこともこなせることができたので、この調整がうまくいったのかなと思いますね。̶ファームでは5月26日の西武戦で4打数4安打を記録しています。川端 (ファームに落ちてから)3、4日間くらい試合がない日が続いて、ちょっとリフレッシュできたというのもありますね。もう一回、いろんな思いをリセットして一からやろうという、いい風にリセットできたかなと思いますね。もう一度、今までやってきた練習をおさらいというか、最初からやってみようかなという感じでした。杉村コーチもいてくれましたし。もう一度一からやろうという感じで、一生懸命やっていましたね。̶ファームでの調整を終えて、一軍に復帰してコンディションが上がってきていると02Swallows TimesSpecial Feature InterviewSpecial Feature Interviewいう手応えはありますか?川端 腰の状態が全然違いますね。本当まったくというほど、違います。今は1試合通して、変わらない状態でプレーが出来ているので、春先は5回くらいから動かなくなる感じだったんです。それくらいキツかったので、「こんな状態ではバットが触れない」と思っていました。自分の中でも不安を抱えながら試合に出ていたので、苦しかったですね。̶そういった不安があると全力でのプレーというのも厳しいですね。川端 全力でやろうとしているんですけど、(バットを)振れないので。 痛くて身体が固まってきて、動けなくなってくるので、けっこう辛かったですね。̶徐々に痛みが減ってきたということでしょうか?川端 急に身体が慣れてきてくれたのか、6月頃からだいぶ落ち着いてきてくれて。「これでいけるかな」という明るい兆しが見えてきましたね。̶今シーズン、これまでの戦いで印象に残っている試合はありますか?川端 開幕戦ですかね。久々の公式戦でしたし、一年半くらいぶりのゲームだったので、かなり緊張していたのを覚えています。まさかそこでホームランを打てるとは思ってなかったですね。あれが一番印象に残っていますね。今まで意識せずに出来ていたことが出来なくなっていたいろんな思いをリセットして

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