Swallows Times Vol.18 Trial
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̶前日の夜はちゃんと眠れましたか?由規 眠れました。でも、起きて球場に行くまでの時間が落ち着かなかったというか、自分でもやっぱり緊張してるんだなと。練習して治療を受けたりしてから試合に臨むんですけど、その時間も全然落ち着かなくて、でもグラウンドに入った瞬間に意外と冷静になれましたね。̶その試合は点を取られても味方がすぐに取り返すという展開で、チーム全体から由規投手を勝たせたいという気持ちが感じられる試合でしたが、実際にベンチの雰囲気はいかがでしたか?由規 試合の展開を見ても、そういう雰囲気は僕も感じました。試合前に三木コーチから『投げるからには勝ちに行くのは当たり前だけど、技術どうこうじゃなくて、とにかくお前が一生懸命投げることで野手が奮起することもある。お前の投げる姿を見て、空気感とかチームの雰囲気は変わるから、とにかく一生懸命投げろ』っていう事は言われていたので、僕もそのつもりで、点を取られようが何しようがとにかく一生懸命投げるっていうのを目標に投げていました。でも僕以上に周りの一生懸命さが伝わってきたので、それはすごくありがたかったなと思います。̶復帰2戦目となった7月24日の中日戦が今季初勝利となりました。由規 1戦目で負けた時点でもう次に向かっていたので、切り替えも早かった。相手も自分でも噛みしめる様に、「あ、勝ったんだな」と。Special Feature InterviewSpecial Feature Interview02Swallows Times同じ中日っていうのもあって、同じ相手にやられたくない気持ちもあったし、場所もナゴヤドームに移って、また全然違う雰囲気で、1戦目よりは変な緊張感もなく、すんなり試合に入れました。1 試合目の反省が2 試合目でそのまま試されているかのように同じようなシチュエーションがあったけど、打席ではバントだとか、1試合目にできなかったことが2 試合目はできて、ピッチングの内容も同じようなピンチが結構ありましたけど、粘り強く投げられた。またイニングの途中で代わってしまいましたけど、リリーフの人にも感謝ですし、1試合目同様味方がすぐ逆転してくれたのですごく助かりました。
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