Swallows Times Vol.14 Trial
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02Swallows Times開幕の朝はしっかり気持ちを作り、1年間戦い抜く覚悟を持って試合に臨む。̶開幕から3試合登板し、ここまで安定した投球が続いていますが、ご自身としてはいかがですか?小川 そうですね、順調にやれていると思いますし、最初の試合を除いては勝ちもついてますし、いい感じできていると思います。̶3年連続での開幕投手。開幕投手というのは特別なものがありますか?小川 特別なものはありますね。やっぱり1年のスタートですし、そこに立った人間が1年間中心にローテーションを回っていくと思うので、やらせて頂いて光栄ですし、責任もあるマウンドなんじゃないかなと思いますね。̶ちなみに、開幕の朝などに毎年決まってすることはありますか?小川 特別これをするっていうのはないんですけど、しっかり気持ちを作って、これから始まるんだって事で、1年間戦い抜くんだっていう覚悟をもって試合に行くっていう感じです。̶開幕戦では本塁打を打たれた後、四死球などもありましたが、動揺があったのでしょうか?小川 まぁ、あそこは仕方ないフォアボールというか、ホームランの後すぐヒットを打たれてしまったのは良くなかったですけど、攻めながらのフォアボールなので。気持ちを切らさずに投げられたので良かったと思います。小川泰弘投手Special Feature Interview3年連続の開幕投手を務めた小川投手。開幕投手への想いや、ここまで登板した3試合を振り返って、 今シーズンの意気込みなどを語っていただきました。(4月13日 神宮クラブハウスにて取材)投手陣の柱として1年間しっかり引っ張っていきたいYasuhiro OgawaSpecial Feature Interview03Swallows Times̶2戦目(4月1日中日戦)は無四球完投勝利。最初から完投でと言われていたそうですが。小川 そうなんです。コーチに言われてたんです!̶言われたからといって簡単にできることではないですよね!小川 そうですね。難しいですよね(笑)。チームが苦しい重い感じでしたし、何とか長いイニングをと思って投げていたんですけど、その通りになって良かったです。̶その試合でも本塁打を許しました。それ以降は無安打。ご自身の中で何か修正した部分や変化などあったのですか。小川 前の回に(山田)哲人がホームラン打ってくれて先制したんですけど、次の回にまたホームランを打たれてしまって、『うーん…』と思っていた時に、高津コーチに『食らい付いていけ』っていう風に言われて、絶対負けないぞっていう想いでまたギアを上げたというか、気持ちを入れ直したっていう感じでしたね。̶そして3戦目(4月8日DeNA戦)で自身2勝目。球団としては通算4000勝目となりました。小川 そこにこだわりはなかったんですけど、勝てて良かったです。でも4000勝っていうのは先輩たちが積み重ねてきたものですし、その中の1勝でしかないと思うので。それよりも連敗を止められたっていう事の方が自分の中では良かったなと思います。ホームランを打たれて、また気持ちを入れ直す。Special Feature InterviewSpecial Feature Interview̶話は変わりますが、タフマンのCMに出演されるそうで、撮影はいかがでしたか?小川 いままでそんな経験したことなかったですし、本当に数十秒のCMですけど、撮影時間は準備とかいろいろ含めて5、6時間費やしましたし、それに関わっている人がたくさんいて、すごいなというか、良い経験になりました。僕は特に何かしたわけじゃないんですけど、タフマン飲んで(両腕を振りながら)『うー!』ってやってただけなので(笑)。セリフは特になくて、表情とか動きとかが多かったです。楽しかったですね。̶ルーキーの原樹理投手とよく一緒にいらっしゃいますが、弟のような感じですか。小川 そうですね。弟というのもありますし、本当に『後輩』っていう感じがしますね。『ライさん、ライさん!』って感じで慕ってくれるし、いろいろ質問もしてくるので、頑張ってほしいなって思います。̶小川投手から見た原樹理投手はどんな人ですか?。小川 樹理は貪欲ですよね。貪欲に頑張っている感じもするんですけど、芸人みたいです、ノリが(笑)。許される範囲でですけど、ボケるし、突っ込んでくるし、意外と芸人キャラ。まだファンの前では見せてないですね。これから見せるんじゃないですか?お立ち台とかファン感とか。乞うご期待です(笑)。̶ちなみに小川投手はスワローズクループラチナ会員ということで、この『Swallows times』を読むことができます。小川 プラチナ会員ですからね。僕も毎月楽しみにしてますし、選手の考え方やファンへの想いなど、そういうのを見ながら、東京ヤクルトスワローズを知りながら応援も楽しんでいきたいと思っていますので、皆さんもぜひご覧になって、スワローズをより一層好きになって一緒に日本一目指して頑張りましょう!よろしくお願いします!̶話を戻して、今シーズン、個人としての目標を!小川 200イニング、20勝です!̶最後に今シーズンの意気込みをお願いします小川 プロ4年目で、去年優勝して、優勝することの素晴らしさを知ることができて、もう一度優勝を味わいたいと強く思ってますし、投手陣の柱として1年間、怪我なく、しっかり引っ張っていきたいという想いもあるので、応援して頂きたいです。皆さんの期待に応えられるように強気のピッチングを毎回していきたいと思います。よろしくお願いします!04Swallows TimesSpecial Feature Interview期待に応えられるよう強気のピッチングを。 小川 泰弘 Yasuhiro Ogawa〔生年月日〕1990年5月16日〔出身地〕愛知県〔身長・体重〕171cm・80kg〔投・打〕右投げ・右打ち〔経歴〕成章高(甲) ─ 創価大〔プロ通算〕4年
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